2014年05月12日

なぜ冷蔵庫は壊れるのか

『PRESIDENT』から取材を受け、いろいろな質問に答えた。やりとりの一部が「2014年6.2号」に掲載されている。

「なぜTOEICに登場する冷蔵庫は壊れるのか」

全世界が関心を寄せるトピックだ。これに答えた。

もし、注文した冷蔵庫が問題なく到着したら、誰もメーカーに電話しない。
もし、購入した冷蔵庫が問題なく使えたら、誰もメーカーに電話しない。
もし、うちにある冷蔵庫に満足していたら、誰も感謝状を書かない。

「おたくの冷蔵庫、順調に働いています。すごくいいですね、これ」

そんなことをわざわざ言う人はいない。「やりとり」が発生しない。だから、テスト問題を作りようがない。でも、冷蔵庫が壊れたらコミュニケーションが発生する。

「あのぉ、おたくで買った冷蔵庫の調子がおかしいんですよ」
「そうですか。ふむふむ、製氷機に異常があるようですね」
「メインテナンススタッフを派遣してチェックさせます」
「水曜はだめです。木曜か金曜の午後にしてください」
「修理代はいくらくらいかかるのですか」

いろいろなコメント、質問、提案、申し出などの表現が飛び交う。だから設問を作ることができる。
posted by ヒロ前田 at 21:13| Comment(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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