それは、販促活動の結果だ。
パネルに写真にビデオに手書きの色紙にPOPなど、あれこれツールが置かれまくっている。
ところで、この2枚は版元の営業スタッフが撮影したものなので何も問題はないが、客が「店内の写真」を撮影するのを禁止する店が多い、と言うか、この業界ではそれはある意味、常識的な扱いをされている。禁止の理由は、おそらく2つある。
1つは、「展示方法」という技術を他店に知られたくないからだと思われる。でも、この理由はあまり強くないだろう。本当の、または、もっと強い理由は「本の中を撮影し、本を買わない人」が出現するのを防ぐためだろう。本の中を撮影するのは万引きに近い行為だから禁止するのは当然だと思う。でも「中を撮影してはいけない」と書くと、それをきっかけに撮影する人がかえって増えるかも知れない。だから、撮影自体を全面的に禁止することになるのだろう。
あれに似ている。
TOEICの試験中には「書き込み」が禁止されている。試験問題の漏えいを防ぐことが大きな理由だと思うが、ダイレクトにそう警告しにくいので、書き込み自体を全面的に禁止するのだろう。